ぶあいそに「いいね」

 久しぶりに、ぶあいそうな豆腐屋に行き、豆腐を買ってきました。ここに行くときは、小銭をきっちりと持って行きます。
 今日もボクが買うのは、木綿豆腐。選んだ豆腐と、百円玉1枚、十円玉6枚を狭いカウンターの上に置くと、半陰になった店の奥から手がゆっくりと伸びてきて、摘まみ上げ、手のひらの上で大豆を選別するように数えては、レジの箱に放り込みました。
 相変わらず、「・・・・・・」です。喉の奥で、クっと何かが鳴ったような気がしましたが、たぶん気のせいでしょう。
 引き戸を引いて外に出ると、何だかこう、自然ににんまりとしてしまうのですなあ。豆腐を買いに行ったのか、店主のぶあいそを見に行ったのか、本当のところはどっちなんでしょう?

 さて、今夕はこれを喰らひます。それまでに、水出しをしておきます。豆腐を平皿に置き、上下をキッチンペーパーで挟んで、重しをします。
 重しはっと、おお、これにしましょう。サントリーの「だるま」です。先日、水屋の奥の奥のほうから出てきました。少なくても20年、おそらくは30年くらい前のものでしょう。
 ちょっと味見をしてみましたが(だるまのほうです)、なんか変。甘すぎるし、粘りがあるような。飲むのはやめときましょうか。
 しかし、重しには最適です。いかにも「お・も・し」て感じがするじゃないですか。
 だるまといえば、だるまほどぶあいそなものも、他に見当たりませんね。面壁九年、一言も口を利かなかったという人ですから。うん、こいつはいいや。重し、頼んだぜ。

  一時間ほどで、いい具合に水切りできました。これ、400gあります。かなりのボリュームです。今日は半分食べます。幅6~7mmくらいにスライスします。オリーブオイルを垂らし、塩をパラパラ。塩は、今日は伊豆大島産の天日海塩を使います。

こんな感じ。盛り付けも、実にぶあいそ。それでは「いただきます」

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