今日、6月2日は光琳忌です。
尾形光琳(1658年生れ)は、「琳派」の名の由来となった天才芸術家。
もっともご本人は、「俺が琳派の元祖だぞー」などと思っていたわけではなく、「琳派」とは後世の人がテキトーにつけた名前にすぎません。
琳派の面白いところは、それぞれの芸術家が師弟関係にあるのではなく、「私淑」という関係で結ばれているということです。光琳は、自分より約100年昔の絵師俵屋宗達にあこがれました。
宗達といえば、あの「風神雷神図」で有名ですね。
光琳はことに、その宗達の大画面構成に惹かれました。
「いったい、この大胆さは何だろう?」「この凄みはどこから来ているのか?」「どうしたら、それを乗り越えることができるのか?」
屏風などを次々に模写しては、宗達との特性の違いを認識し、自分が真に求めているものをつかもうとしたのでした。

そうして生まれたのが、傑作「紅白梅図屏風」です。光琳がこの絵を描いたのは、最晩年のころ。宗達をリスペクトする気持ちと、光琳の研究・研鑽の結晶がこの絵です。
さて、光琳と城跡公園と、ちょっとだけ関係がある(まあ、無理やりですが)というのが、こちらです。
「八つ橋図屏風」


「紅白梅図屏風」や「風神雷神図屏風」「竹梅図屏風」と並んで、光琳の最高傑作のひとつですが、ここに描かれている八つ橋が城跡公園にあります。そして、杜若(かきつばた)も。

杜若と菖蒲の区別がボクにはわかりませんが、水を張って植えられているので、たぶん杜若でしょう。
なぜ八つ橋が、そして杜若がここにあるのかは知りませんが、とにかくあるんです。光琳の「八つ橋図屏風」の世界がここに。季節も、ちょうど今頃。

ところが、です。またもや、休園延長となりました。
どうなってるかなあ?
ちゃんと、花を咲かせているんでしょうか。