おや 新聞は?(そしてヒロシマ)

 ちょっと遡りますが、先週8月1日の朝、郵便受けに新聞を取りに行ったら、おや? 新聞が来ていないではありませんか。さっそく文句をいわなくちゃと、新聞配達店へ電話を。ルルルーと呼び出し音が鳴ったところで、ハッと気がつきました。当初、引越し予定が7月だったので、新聞購読を8月から断っていたのでした。あわてて、電話を切りました。
 それにしても、新聞のない生活は実に寂しいなあ。調子が狂っちゃうよ、まったく。しようがないから、ウエブ版で読んではいるのですが、これはまったく別物。やっぱり紙がいいな。
 さて昨日8月6日は、ヒロシマの日。天声人語は、画家の丸木夫妻が「原爆の図」を描く話でした。 

それは格闘だったという。妻の俊(とし)が人物を描くと、夫の位里(いり)が「リアルすぎる」と上から墨をぶちまける。俊が描き直す。丸木夫妻が「原爆の図」第1部・幽霊を仕上げたのは1950年だった▼「まるで地獄じゃ、ゆうれいの行列じゃ、火の海じゃ。鬼の姿が見えぬから、この世の事とは思うたが」。 (以下略)

 ケイコは毎年この日の朝に、黙祷をささげておりました。もう一度ヒロシマを訪ねたいともいっておりましたが。

 こちらは、森本順子さんの絵本「わたしのヒロシマ」。森本さんは13歳のとき原爆を体験しています。
 今年スミソニアンでは、原爆展開催の話があったのですが、いつのまにかエノラゲイ展にすり替わってしまいました。世界はまだ、原爆の本当の怖さを知りません。一人でも多くの人が、広島、長崎で「リアルすぎる」現実を目撃してほしいものです。

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