「ビジョンハッカー」に注目

昨日、NHKスペシャル「ビジョンハッカー」を見ました。

「ビジョンハッカー」って何でしょう? ボクも初めて出会った言葉です。「ビジョン」は、展望とか、将来到達すべき姿を意味する言葉。「ハッカー」といえば、コンピューターに無断で侵入してデータを乗っ取る人と覚えていますので、あまりいい印象の言葉ではありません。

では「ビジョンハッカー」とは?

実はいま、より良い未来のために世界を変えようとしている若者たちが増えている、というのです。
「ビジョンハッカー」とは、こうした取り組みを積極的に行っている若者、そしてそのグループのことを言っています。
NHKスペシャルで紹介されたのは、
◆自身が不明瞭な理由から解雇されたのをきっかけに、
労働者が搾取される社会をかえようとしているクリスチャンさん(アメリカ)
◆コロナ禍で孤立する医療従事者の子供たちを無償支援する
ライアンさん(アメリカ)
◆海外で健康診断の仕組みを広めようとしている酒匂真理さん(日本)
◆太陽光発電で雇用を生み貧困問題に取り組むエドアドルさん(ブラジル)
◆無償の学習支援に取り組み教育格差の問題に挑む李炯植さん(日本)

ビジョンを数百人の友達にSNSで伝えると、あっという間にボランティア希望者が集まった
「来てほしい未来に働きかける」ビジョンハッカーを説明する、わかりやすい言葉

どの取り組みも、政治が見落とした問題に視点を据えている。そして、応急措置的にではなく、かなり踏み込んだところから問題解決をはかろうとしているのがすごいと思います。彼らの武器はSNS(世代や国をこえたつながり)と行動力。彼らはまだ、20代や30代。思うに、小さい頃からITにつながってきた彼らには、世界の良いところ悪いところがよく見えているのではないでしょうか。

もちろん、こうした技術を使ってのコミュニケーションやクラウドファンディングによる寄付活動などはお手の物だし、躊躇がない。

ビルゲイツも、ビジョンハッカーに関心を寄せる

ボクは、この社会の未来について、どちらかというと悲観的だったけれども、ちょっと明るい面が見えてきました。面白い世代が育ってきましたね。

なんて、人まかせだけではいけませんね。ボクにも何かまだできることはあるでしょうか。正直かなりしんどいことですが、可能性だけは捨てずにおきましょう。

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