京都蔦屋に クラックラ

昨年10月にオープン。まだ3ヵ月しかたっていない、でき立ての京都蔦屋書店を覗いてきました。
アートと文化の「伝統と最先端」が共振する場──というのが、こちらのコンセプトなんですが、やや、これはすごい。
河原町高島屋SC、エスカレーターで5階へ。フロアーに一歩踏み出したとたん、まさしく、アートで文化で贅沢な空気が、どっと押し寄せてまいりました。

京都の書店事情は、目まぐるしく変わります。大型店では、ボクが以前よく通っていたのが四条通りのジュンク堂。たしか3,4年間に閉店しましたね。それから、京都からの帰り際、阪急電車に乗る前に必ず立ち寄っていたのが、KOTOというビルの中にあったブックファースト。これも、いつの間にかなくなっていました。大型店ではありませんが、個性的なセレクトで名物店だった三月書房も閉店。
引越して来てから、なぜか一度も行っていない恵文社は健在。ホホホ座やCAVABOOKSや誠光社はどうなんだろう。
現在、京都最大店は京都BAL内の丸善。蔵書数は約100万冊。そこへいくと、この京都蔦屋の蔵書数6万冊は、けた違いに少ない。しかしそれこそが、この本屋のユニークさを物語っています。
売り場面積の使い方の贅沢さよ! これでええのんかい? 思わず店長に詰め寄りたくなりました。さあ、目指す方向をしっかり歩いていけるのか。コンセプトはよくても、客はリアルで薄情です。ハートをつかんで、足にしがみついてほしいです。

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